痛風

関節に激痛をもたらす病気として知られている痛風。激痛だけではなく、様々な合併症にも注意していただきたい病気です。

墨田区両国の湘南メディカル記念病院が、痛風の概要や原因、細かい症状などについて詳しくお話します。

痛風とは

痛風とは、体内に蓄積される「尿酸」が許容量を超えることにより発生する関節の炎症です。主に、下半身の関節が患部となります。

発症時は関節が腫れ、痛みが生じます。その痛みは「激痛」とも形容されており、罹患者にとって大きなストレスとなります。なお、痛風という名前は「風が吹いただけでも痛い」という不快な症状が由来です。

一般的に贅沢と認識されている食生活が原因となることから、「贅沢病」という俗称もあります。主な発症者は、30~40代の男性です。

痛風の原因

痛風の原因は、体内に尿酸がたまり結晶化することです。通常、体内で生成される尿酸は尿に溶け出し、排尿によって体外に出ていきます。尿酸が増加する生活習慣を続けていると、血中の尿酸が増加し、危険なレベルに達します。

血中の尿酸が増加する最もたる原因は、食生活です。特に脱水や「プリン体」を多く含む食べ物の摂取、アルコールの過剰摂取は尿酸値の増加を引き起こします。ストレスの多い生活も原因のひとつです。

痛風の症状

痛風の患部となりやすいのは、足の指、足首など下半身の関節です。熱を伴う腫れが現れ、強い痛みを生じます。初期の痛風の症状は放置しても収束していきますが、多くの場合期間をおいて再発します。
その後も再発は続き、回を追うごとに間隔が短くなっていくのが通常です。

また、重篤化した痛風は、腎機能障害、尿路結石といった合併症を引き起こします。

痛風の検査

痛風の診断では、血中の尿酸値を調べるための血液検査が行われます。7mg/dl以上の尿酸値が計測された場合、痛風のリスクが高い「高尿酸血症」の状態です。また、類似した病気と鑑別するために関節のレントゲン撮影が行われる場合もあります。

患者様からお伺いする痛みの様子やタイミングも、診断上の重要なヒントとなります。

痛風の治療法

痛風の治療は、関節痛を収束させるための薬物療法が中心です。尿酸の生成を抑制する「尿酸産生抑制薬」、尿酸の排出を促す「尿酸排泄促進薬」が用いられます。

また、痛風の原因から治療していくため、生活習慣の改善も必要です。尿酸の生成を促す特定の食品やアルコールを控える、肥満改善のため適度な運動をするといった改善方法があります。

押さえておきたい痛風のポイント

担当医紹介

加藤 貴志 理事長・院長(かとう たかし/Takashi Kato)

咳(せき)の検査・診断 担当医 加藤 貴志 理事長・院長 (かとう たかし/Takashi Kato)

経歴

1998年自治医科大学卒業
2007年東北大学大学院医学博士課程修了、東北大学病院移植・再建・内視鏡外科 他
2016年〜現職

備考

医学博士 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会 日本内視鏡外科学会 日本臨床外科学会 日本再生医療学会 日本抗加齢医学会 総合診療認定医