不眠症の症状

不眠症の症状にはいくつかのタイプがあります。「入眠障害」「熟眠障害」「早朝覚醒」がその代表例です。多くの不眠症の方は、この内のどれか、もしくは複数に該当しています。墨田区両国の湘南メディカル記念病院が、これら3タイプの不眠症について詳しくご説明しましょう。

入眠障害

入眠障害は、一日の終わりにベッドに入ってもなかなか眠りにつくことができない、いわゆる「寝付きが悪い」不眠を指します。入眠までに時間がかかるだけで、基本的に一度寝付いてしまえば中途覚醒はしません。また、眠りの質も決して悪いわけではありません。しかし、起きる時間が決まっている場合は、入眠が遅れる分、睡眠時間が削られてしまうことになります。

ベッドに入り「眠ろう」と意識してから一時間以上たっても眠れないような場合は、入眠障害が考えられます。精神的なストレスや、環境の変化、生活習慣の乱れなどが原因で起こることが多いようです。

熟眠障害

熟眠障害は、浅い眠りが続き、熟睡できていない状態を指します。そのため、睡眠時間が十分とれているのにもかかわらず、「あまり寝た気がしない」など睡眠の満足感が伴いません。その結果、日中に眠い状態が続いてしまい集中力を維持できない、といったトラブルが引き起こされます。

熟眠障害では眠りが浅いため、中途覚醒によって睡眠が途切れ途切れになってしまうことも少なくありません。また、頻繁に夢を見る場合は眠りが浅く、熟眠障害に陥っている可能性を示すサインです。

早朝覚醒

予定より大幅に早く目覚め、その後眠れなくなってしまう不眠を早朝覚醒と呼びます。早起き自体は決して悪いことではありませんが、日中に眠くなってしまう、夕方には眠気に耐えられずベッドに入ってしまう、といった問題が引き起こされます。

早朝覚醒は、高齢の方に多く見られる不眠症です。また、うつ病・不安障害など精神疾患における症状の一つとしても知られています。

不眠による大きなストレスを感じているなら……医師に相談を

睡眠の時間や質は、日々の生産性や健康に関わる重要な問題です。上述したような症状が大きなストレスとなっている方は、早い段階で医師に相談し、適切な治療を受けてください。

墨田区両国の湘南メディカル記念病院・内科は、不眠症に悩む患者様からのご相談をお待ちしております。今回ご紹介した症状をはじめ、眠りに何かしらの問題を抱えている方は、どうぞお気軽に当院へとご来院ください。

監修医紹介

加藤 貴志 院長(かとう たかし/Takashi Kato)

咳(せき)の検査・診断 担当医 加藤 貴志 院長 (かとう たかし/Takashi Kato)

経歴

1998年自治医科大学卒業
2007年東北大学大学院医学博士課程修了、東北大学病院移植・再建・内視鏡外科 他
2016年〜現職

備考

医学博士 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会 日本内視鏡外科学会 日本臨床外科学会 日本再生医療学会 日本抗加齢医学会 総合診療認定医