CT検査

CT検査とは、体の周囲のさまざまな方向からX線を当てて体内の情報を集め、コンピューター処理して人体の輪切り像を撮影する検査です。X線には肺のように空気のたくさんあるところは通過しやすく、骨は通過しにくいという性質があるので、この性質を利用して体の組織や臓器の状態を画像に映し出しています。

さまざまな病巣を発見できますが、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、消化管など腹部や骨盤部の異常を調べる際に役立ちます。検査にはより詳しく情報を集めるため、造影剤を静脈に注射してから行う造影CT検査もありますが、単純なCT検査では使いません。

検査の方法

検査の際は、まずCT装置の寝台にあおむけに寝ます。目的の部位に正しくX線が当てられるように、ガントリーという大きな円筒状の穴の中に寝台ごと移動して撮影することになります。ガントリーの中ではX線管球と検出器が向き合った形で配置されていて、体の周りを回りながら信号を取っていきます。検査にかかる時間は5分程度です。CT検査では体の断面図によって内部を詳しく調べることができるので、尿検査や血液検査ではわからなかった病気を発見できる可能性が高まります。

なお、放射線を使用する検査となるため、妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方は撮影は控えた方が望ましいといわれております。上記可能性のある方は撮影前にスタッフにお声掛けください。

墨田区両国の湘南メディカル記念病院・消化器内科では空きがあれば即日でも検査を受け付けています。CT検査を受ける際にはぜひご利用ください。