2017/04/08

ブログ更新しました

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

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2017/04/02

安心・納得の超音波診療

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

超音波診療

整形外科では疼痛治療が多く、各疾患部位に注射をしますが、超音波診断をしながら注射ができるので患者さん自身も診療過程がわかる。安心・納得した治療がうけられます

・レントゲンでは写らない腱、靭帯、筋肉など軟部組織や血流などリアルタイムで見ることができます

・1ミリ以下の細かいものまで映ります

・神経や血管など写るので治療の時、大事な組織を傷つける危険を最小限にできます

・動くものが見えるので関節など動く部分の異常を発見することにも役立ちます

・MRIは予約が必要ですが、超音波検査は予約不要の外来診療です

整形外科では、このような診療も行っていますので、ご相談ください。

 

月~木・土 9:00~18:00

東京 JR総武線 両国駅すぐ

2017/03/29

もうすぐ満開

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

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大分桜も開花が進んできております、ここ両国です 🙂

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2017/03/26

運動器の機能低下を補い、患部を保護してくれる装具  装具診察のご案内

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

当院では水曜日に予約にて装具診察を行っています。

装具は患部の機能低下の補助や保護で使用します。

サポーターと呼ばれる既製の物から、装具士がカスタムメイドで製作するものまであります。

 

足底装具(インソール)・・・扁平足、足底筋膜炎、モートン病、後脛骨筋機能不全症

短下肢装具(シューホーンプレース)・・・足関節骨折、足関節捻挫、アキレス腱断裂                                   ※シューホーンブレース・・・腓骨神経麻痺

外側楔(ラテラルウェッジ)・・・変形性膝関節症

外反母趾用装具・・・外反母趾

母指対立装具・・・指の靭帯損傷、骨折、亜脱臼

肘装具(リウマチ)・・・リウマチ(関節破壊)

指装具・・・腱性マレット

母指CM装具・・・CM関節症

腰椎装具(軟性コルセット)・・・圧迫骨折、ヘルニア、すべり症、分離症

肘関節装具(肘サポーター)・・・テニス肘

膝関節装具(軟性膝サポーター)・・・変形性膝関節症、靭帯損傷

膝蓋骨装具(軟性膝サポーター)・・・膝蓋骨骨折

足関節装具(サポーター)・・・捻挫、骨折、変形性足関節症

など。

お気軽にご相談ください

月~木・土 9:00~18:00

東京 JR総武線 両国駅すぐ

2017/03/21

骨がスカスカ、骨がへちまのスポンジ状に・・骨粗鬆症?

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

本日は骨粗しょう症について、よくある質問をご紹介します。

 骨粗しょう症はどんな病気ですか?

 自覚症状が殆ど無いまま、骨の量が減っていき、骨の強度も減っていきます。ちょっとしたことで骨折しやすく背が縮んだり、背中が丸くなったり将来、要介護や寝たきりの原因となってしまう軽視できない病気です

 

 骨粗しょう症は一度なると治らないのですか?

A 残念ながら、骨粗しょう症になると症状が落ち着くことはありますが、完治することはありません。症状が落ち着いても薬を中断したりせず、進行を防ぎ骨折をしないように、していくためにも早期検査を行い予防することが大切です。 今は治療薬も多種類あります。進行を防ぎ、骨量を増やし骨折のリスクを減らすことが可能です。定期的に検査を行い数値を見ながら薬の調整をしていきます。

 

 骨粗しょう症はどんな人がなりやすいですか?

 閉経後の女性ホルモンの低下、早期閉経、ご両親のどちらか骨粗しょう症による大腿骨の骨折、食生活の偏り、運動不足、ダイエット繰り返し、毎日の喫煙やアルコール摂取、糖尿病、ステロイドの長期服用、など該当項目があるかたは要注意です

 

 骨粗しょう症は高齢者の病気ですか?

 上記にも記載しましたが、高齢者だけではありません

 

 骨粗しょう症を予防するためにはどうしたら良いですか?

 女性ホルモン減少、内科疾患、上記該当のかたは40歳を過ぎたあたりから定期的に骨密度検査、血液検査を受け自分の骨の状態を確認しながら早期予防、早期治療することです。不足したホルモン補充、食生活の見直し、運動(ウォーキング、水泳、ストレッチ)など行うようにします。早期予防、早期発見に心がけましょう

 

 骨粗しょう症検査はどのようなものですか?

 痛いものではありません。両手のレントゲン検査、血液検査で測定できます

 

 骨粗しょう症は何科に行けば良いですか?

 整形外科になります

 

 薬は沢山飲みたくありません

 薬の種類もいくつかありますので、状態、状況に合わせたもので選択できます。

 

 ストレッチや体操、何をして良いのかわかりません

 医師、理学療法士がアドバイスができますのでお気軽にご相談下さい

 

 他の整形外科に通っていますが、骨粗しょう症だけ診てもらえますか?

 可能です。お気軽に来院下さい

 

診療時間

月~木・土9:00~18:00

東京  JR総武線 両国駅すぐ

 

 

2017/03/15

ロコモティブシンドローム② 脚のトレーニング

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

本日はロコモ予防第二弾 脚のトレーニングについてです。

下肢筋力は歩く・立ち上がるなど日常生活では欠かせないものです。

下肢筋力の低下で歩行が困難になっていきます。

いつまでもご自分の足で歩き続けていくために

いかに筋力を低下させないようにするか。ということが大切です!!!

「継続」・・何でも「継続」することは難しいことですよね。

まずは意識するところから。

始めるところから。

少しでもできたら良し。

では皆さん頑張ってトレーニングを行っていきましょう

 

以下②までのトレーニングは慣れたら毎日行うことが理想です

①片脚立ちをしましょう。左右1分間ずつ、1日3回行いましょう!

 

 

②スクワットをしましょう。深呼吸するペースで5~6回繰り返します。1日3回行いましょう!

 

更にプラスできるなら③④以下2つのトレーニングも

③ヒールレイズ(ふくらはぎの筋力をつけましょう)10~20回を1日2~3セットしましょう!

 

 

④フロントランジ(下肢の柔軟性、バランス能力、筋力をつけます)5~10回を1日2~3セットしましょう!

ご自分ではご不安なかた、リハビリ通院で行っても良いとおもいます。

整形外科外来

月~木・土 9:00~18:00

総武線 JR両国駅すぐ

 

2017/03/14

シリーズ「がん」~第3回 「もしかして、がんかも・・・」~

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

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まだ風邪やインフルエンザの方がおられますが、患者数としては大分落ち着いてきた印象です。そうなると増えてくるのが「花粉症」ですね(^^; すでにお辛い方もいらっしゃることでしょう。私自身も「アレルギー持ち」でひどい年は、目も鼻もぐちゃぐちゃで大変なことになります 😥  ただ毎年ではありません。考えてみると、体力、免疫力、抵抗力が落ちているときに発症しているようです。皆さんも栄養・休養・運動で体調を保っていただくといいと思います(^-^) ただし発症してしまったときは医療機関へご相談ください!

 

さて、シリーズ3回目は「もしかして、がんかも・・・」と題してお話したいと思います。

がんと一口にいっても、臓器や種類によってさまざまです。ですから、がんによって表れる症状は違いますので一つ一つ書くのは無理ですし、細かく書けば書くほど人は自分に当てはめようとする傾向がありますね。「○○の医学」とかで、これそうかも~って経験あるのではないでしょうか(^^;

正直にいいますと、がんによる症状としては何でもあり」です。別の病気でも起こりうる症状だらけです。だから、本やネットで調べると「がんに当てはまる」症状は必ずあるのです。

では、どのようなときに疑い、医療機関で検査を受けるべきなのか?それは、次の3つになります。

1)自覚症状、2)他覚症状、3)検査値異常

1)自覚症状とは、自分で感じる、気付く症状のことです。これもさらに分けると、触って気付く(触覚)、感じて気付く(痛覚など)、見て気付く(視覚)などになります。先ほども述べましたが、「特定の症状=がん」ではありません。ポイントをあげると、

☆触覚・・・しこり(どこに、いつから、痛みの有無、固さ、動き方など大切) ☆痛覚・・・これまで感じたパターンでないもの(程度、場所、頻度など)   ☆視覚・・・急激な痩せ、身体の色(白い、黄色いなど)、尿・便の色(赤、黒、白など)

2)他覚症状とは、他人がみて気がつく症状です。医師の診察もそうですし、家族や友人に指摘される症状も含まれます。急な変化は自分で分りますが、徐々に起こった変化は自分では気付きにくいものです。得てして他人の指摘は大切にした方がよいでしょう。

3)検査値異常・・・健診(検診)などで指摘されますね。異常だから「がん」ではありませんが、原因は究明すべきですね。

非常にあいまいではありますが、再三申し上げたとおり「特定の症状=がん」ではありませんので過度に心配しなくて結構です。

大事なのは、自分の身体の変化に注目すること、です。そして、人間は物事を悪く考えがちですが、「がん」があるかどうかは検査してみないとわからない、ことも覚えておいてください。

生涯でがんに罹患する(かかる)確率は、男性63%(2人に1人)、女性47%(2人に1人)と言われています。決して珍しいものではありませんね。「あれ、おかしいな?」そんな不安を感じたら、医療機関に行くタイミングです!何事も早めが吉ですよ 🙂

・・・最後までお読みいただき有難うございました。次回をお楽しみに!

 

2017/03/14

トリガーポイント注射(ブロック)とは痛みの発生源となるところに打つ注射

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

トリガーとは「引き金」という意味です

トリガーポイント注射とは?

こりが強く筋肉硬結となっているポイントを押すと痛みは強く、響くような痛みがでます。周囲や離れた場所にまで痛みが(関連痛)認められる特徴があります。そのポイント=痛みの発生源に注射(ブロック)を行う治療法をトリガーポイント注射といいます。

筋肉が硬結していることで血流が悪くなり酸素不足になり痛みや炎症の元となる発痛物質(ブラジキニン)が出ます。トリガーポイント注射を行うことにより血流、炎症を改善し疼痛緩和されていきます。

トリガーポイント注射をすることで期待できる効果

◆神経をブロックすることにより痛みの伝達をしない。◆発痛物質を抑える。◆筋肉の硬結(こわばり)の改善。◆血流の改善。◆一時的なものではなく根本的治療。

 

ただし、注射をした部位は改善されていきますが、肩や腰の疼痛でお悩みの多くの方は複数の箇所のトリガーポイントが認められる場合も多く何回かに分けての治療となります。また注射した周辺部位の血流は改善されていますので、この時期にリハビリやストレッチを継続していくことで、さらに効果があがり疼痛改善となります。

 

トリガーポイント注射(ブロック)についてのご質問や、ご希望などありましたら整形外科までお越しください。

整形外科 月~木・土 9:00~18:00

東京   JR 総武線 両国駅すぐ

 

 

 

  

2017/03/11

シリーズ「がん」~第2回 死亡率を読み解く(2)~

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

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本日3月11日で東日本大震災から6年となりました。私自身も当時は東北におり、惨状を目の当たりにしました。そして震災当日から被害が甚大な被災地へ医療支援に入りました。

昨日のことのようでもあり遠い昔のことのようでもありますが、今の生活が当たり前と思わず、日々感謝で過ごしていきたいと本日あらためて感じました。

 

さて、前回はシリーズの第1回目として「死亡率を読み解く」をテーマにお話しましたが。今回はその続きとなります。

第2次世界大戦後、日本では結核や肺炎は医療・医薬の進歩により減少していきました。かつては結核は「不治の病」と言われていましたね。

しかし、最近は結核の罹患(かかること)が増えてきましたし、肺炎は約30年前から死因として増加し、ついには「第3位」になっています。

実は、この事と前回お話した「医療が進歩しているにもかかわらず、がんの死亡率が下がっていない」事の要因は一緒です

それは、”高齢化と長寿命化” です(前回答え言っちゃってますが(^-^; 

すなわち、長生きしているため肺炎に罹患したときに体力、抵抗力がないため死亡原因になることが増え、がんが発見されたときには進行がんであったり治療対象にならなかったりしたことで死亡率が上昇しているのです。

                  (がんの統計’15より抜粋)

上図は、「年齢調整死亡率」です。

人口の高齢化の影響を取り除いた死亡率のことです。

がんは1990年代後半から男性、女性とも減少傾向にあることがわかりますね(^-^) 脳血管疾患はとくに急激に減少していますね(黄色線)。

ということで、皆さん安心してくださいp(^-^)q ちゃんと医療の進歩で結果出てますよ!

もちろん医療の進歩にはいろいろあり、病気の予防教育や健診、検診による早期発見の効果も非常に大きいと思います。また、健康意識の高まりで食事や生活習慣の改善も見逃せません。

死はいつ、どんな形でやってくるかわかりません。ですから、毎日をいきいきと過ごしていきたいですね。これからも私たち医療人はそれのお手伝いをさせていただきます。

お読みいただき有難うございました。次回をお楽しみに!

2017/03/10

シリーズ「がん」~第1回目 死亡率を読み解く~

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

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まだまだ寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

私はこれまで長くがん診療に携わってきました。その経験から、さまざまな視点・角度で皆様に「がん」についてご紹介していきたいと思います。

シリーズ「がん」1回目は、”死亡率を読み解く”です。

2016年日本人死因順位では、1位 悪性新生物(がん)、2位 心疾患、3位 肺炎となっており、男女別でも1位と2位は同じです

                       (がんの統計’15より抜粋)

さて、上図は死亡率の年次推移です。昭和22年から平成26年まで表していますが、悪性新生物(がん)、心疾患、肺炎はいずれも右肩上がりです。

ここで、皆さんの中にも疑問に思われる方もいるのではないでしょうか?

なぜ、医療は進歩しているのに昔からずっと死因が変わらないのか?なぜ死亡率が下がらないのか?

理由の一つとして、高齢化と長寿命化が挙げられます。

 

 

・・・・まだまだ続きます(^^; 続きは第2回目で!

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