2017/11/16

インフルエンザワクチン

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

皆様、こんにちは。

日に日に寒さが増してきているこの頃ですが、体調はいかがでしょうか?

風邪や胃腸炎が段々と増えてきましたし、インフルエンザも流行まではいきませんが出てきております。

やはり基本は予防です!手洗いとうがいはマメに行いましょう。

インフルエンザ予防接種も有効な予防です。今年はワクチンの製造量が例年より少ないとのことで、中にはかかりつけ医ではまだ始まっていないということもお聞きします。

当院では10月からワクチン接種を行っております。予約不要ですので、まだの方は是非接種にいらしてください。

2017/10/23

インフルエンザ予防接種について

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

台風21号が日本列島を通過しておりますが、皆様お住まいのところはいかがでしょうか?どうかご安全に!

さて、急な気温差もあり風邪など体調を崩される方が多く受診されています。インフルエンザもまだ流行とはいいませんが、ちらほら出ています。

今年はワクチン製造量が過去五年で最も少ないそうで、遅くなると供給不足となる可能性もあります。

インフルエンザワクチンの接種を希望される方はお早めに!

当院でも予約不要で、随時接種を行っております。

2017/10/02

当院の歯科連携<入院において>

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

ブログ訪問有難うございます。湘南メディカル記念病院院長 加藤です。

さて、今回は入院中の口腔内環境についてお話したいと思います。

寝たきりの方や身体の不自由な方は十分に口腔ケアが出来ていないことがあります。と言いますか、ほとんどが不十分です(^^;

その状態を放置すると、義歯不調和、歯周病悪化、誤嚥性肺炎のリスクを高め、患者さんのQOLや予後に悪影響を及ぼします

当院では入院患者さんに対し歯科医院の協力のもと、口腔ケアに力を入れております。
東京都墨田区の「おおくぼ歯科医院」大久保勝久先生にご協力頂き、週一回訪問歯科診療を行っております。

普段は看護スタッフによるケアが継続され、誤嚥性肺炎の減少と口腔内環境の向上が計られております。

大久保先生の回診時には、「とても綺麗な状態ですね」とスタッフへお褒めの言葉を頂いております!

長い入院生活の方が多い当院ですので、しっかりとケアしていきます。

当院の紹介でした(^-^)/

(右が大久保勝久先生です)

 

2017/09/26

胃がんとピロリ菌

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

皆さん、こんにちわ。

9月20日毎日新聞で、「ピロリ菌 東アジア強力 他地域より胃がん多い要因」という記事がありました。

日本を含むアジアは胃がんが多いのですが、研究の結果欧米のピロリ菌より発がん性が高いことがわかったそうです。

胃がんは日本人のがん部位別死因で男性2位、女性3位となっており、依然として高い死因となっています。

動物実験では若いうちにピロリ菌を除菌した方が胃がん発生の予防に効果があると報告されています。つまり早ければ早いほど予防になるということです。

ではいつからか?20歳以降の若いうちからの除菌が効率的といわれていますので、是非お若い方も検査を受けていただくと良いと思います

まずはピロリ菌チェックから!

当院ではピロリ菌チェックから内視鏡検査まで迅速に行っておりますので、お気軽にご相談ください!

お読み頂き有難うございました。

 

2017/07/13

急性腰痛症 ~ギックリ腰~

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

前かがみで何かをしようとした瞬間にギクッと電気がはしるような痛みが出現し動けなくなったなんて経験はありませんか?

 

 

これが急性腰痛症、一般的にギックリ腰です。

欧米では「魔女の一撃」(独:Hexenschuss)とも呼ばれ、背後から魔女に背中を一突きにされたような強い痛みと例えられています

 

原因、病態

★腰を支えている筋肉の損傷による筋膜性腰痛

★腰の骨と骨の関節や靭帯を傷めてしまう腰椎捻挫

腰の骨と骨の間のクッションの椎間板の損傷

 

治療法

★安静

★冷却

★外用剤

★消炎鎮痛剤

★コルセット

★ブロック注射

長引くと慢性的な腰痛に移行することもあります

 

予防

日頃から適度な運動と疲労を蓄積しないことが大切です

 

 

整形外科外来

月~木・土 9:00~18:00

JR総武線 両国駅すぐ

 

2017/06/17

長引く骨の痛みは!~骨挫傷(Bone bruise)~

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

膝、足をぶつけてレントゲンをとってもらったが骨折はないのになかなか痛みがおさまらない。このような場合、骨挫傷の可能性があります。

骨挫傷(Bone bruise)とは大きな外力によって骨内部の組織が損傷し出血して起こります。骨折は骨の連続性が断たれた状態ですが、骨挫傷は連続性があります。不全骨折(ひび)は部分的に骨の連続性が断たれた状態です。

 

症状

★受傷部位の圧痛が強い

★受傷部位の腫脹は軽度

★可動時痛がある

★長引く痛み

 

診断

★レントゲン、CTでは骨の異常はない

★MRIにて骨の内部に内出血を認める

 

治療

★安静

★痛みの状況で外用剤、消炎鎮痛剤の使用

★痛みが強い場合は固定や松葉杖の使用をします

 

無理な負担をかけなければ1ヶ月~3ヶ月くらいの自然な経過で症状は改善していく事が多いですが、怪我(ぶつけた)直後に無理して動き回ってしまうと症状改善が遷延、慢性化になってしまう事があります。怪我(ぶつけた)の後は症状の改善を確認してから動くようにしましょう

長引く痛みは整形外科に受診しましょう!

2017/06/11

腱・靭帯付着部炎・肉離れの治療

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

 

こんにちは、整形外科 村瀬です

腱・靭帯付着部炎・肉離れなどの治療効果があるPRP療法のご紹介です

<PRP療法>

血小板には細胞成長因子が多数含まれており、傷ついた組織を修復させる作用やコラーゲンを生成する作用があります。この血小板の作用を利用して炎症を急性の状態に戻します。自己血液を遠心分離機にかけることで高濃度にした血漿(PRP)ができます。この血漿だけを抽出し患部に注入することで炎症部位の修復能力を高め根治が期待できる治療法です

ご自身の血液を利用するためアレルギー反応が起こらず、副作用の心配も少ない安心な治療法です

 

<治療の流れ>

エコー(超音波)患部を確認します。該当疾患であれば次回PRP療法の予約となります。

 

<予約日の治療>

1.採血 ご自身の腕から10mlもしくは20ml採血します

 

2.分離 採血した血液を遠心分離機をかけ血液成分を分離させます

 

3.抽出 血小板を多く含んだPRPは上澄みとなるのでそこからPRPを抽出します。

 

4.注射 抽出した血漿(PRP)をエコー画像で確認しながら患部に注射します

 

<PRP療法の主な適応疾患>

上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、腸脛靭帯炎(ランナー膝)、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)、アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎、足底筋膜炎、肉離れなど

先日も日本整形外科スポーツ学会で発表されました。大学病院などで行っている治療です。

当院でも同じ治療を行っております。上記疾患、スポーツ障害でお悩みの方、慢性化してお悩みの方はご相談下さい。

その他、詳しくは整形外科外来まで。

 

整形外科外来

月~木・土 9:00~18:00

JR総武線 両国駅すぐ

2017/06/01

関節リウマチの診断

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

こんにちは 整形外科 村瀬です

本日は関節リウマチについてです

 

リウマチは自己免疫疾患だと考えられています

関節を破壊してしまう病気です

 

症状

身体のだるさが続くことから始まり、朝起きると手のこわばりが強くなる、手や手首の関節の腫れや痛みが出る、関節が固まる、関節が変形するなどの症状があります。

 

鑑別診断(※可能性ある複数の病気から特定し診断すること)

リウマチ似た関節症状は他の疾患にも見られるため、鑑別診断が必要となります。リウマチの「診断基準」という項目がありますが「基準」であり、これだけで鑑別診断をすることはできません。実際基準に満たしていなくてもリウマチ疾患である方がいらっしゃいますので鑑別診断はとても重要です

図のように進行していきますが、今は関節リウマチは進行を抑えることができるようになりました。しっかりとした早期診断とともに状態に合わせた治療を開始していきましょう

このようにリウマチは鑑別診断や治療が必要となりますのでリウマチ疾患に精通している医師に相談しましょう。

また上記の症状があるかた、気になる方は早めに受診されることをおすすめします

何かありましたら湘南メディカル記念病院 整形外科までご相談ください

 

整形外科外来

月~木・土 9:00~18:00

東京 JR総武線 両国駅すぐ

 

 

2017/05/30

手の腱鞘炎 ~ばね指・ドケルバン病~

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

こんにちは!整形外科 村瀬です

PC、スマホ、楽器、手をよく使う作業を行うことで、負荷がかかると摩擦が繰り返され腱鞘の肥厚、腱が肥大し炎症を起こします。加齢やホルモンの減少、糖尿病、リウマチ疾患など炎症を起こしやすい環境となっている場合も手の繰り返しの負荷により腱鞘炎になることがあります。

 

手のよくある腱鞘炎とは?

ばね指とドケルバン病があります。また、ドケルバンに似た腱の炎症ではなく、関節の炎症、母指CM関節症もあります。※このような腱鞘炎は長い期間の安静や放置をしていると悪化し、指の可動域制限がでたり、関節拘縮から痛みが出たり回復までに時間を要することがありますのでご注意が必要です。

3つの疾患を以下の表にまとめました ご参考ください

手の腱鞘炎についてお悩み、ご相談は湘南メディカル記念病院まで

 

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2017/05/27

10代(成長期)のスポーツ外傷とスポーツ障害

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

こんにちは!整形外科 村瀬です

スポーツを熱心に取り組むお子様も多いのでスポーツ外傷スポーツ障害についてです

スポーツにより身体へ過度な負担がかかるスポーツ外傷やスポーツ障害を起こしやすくなります

特に成長段階のお子様の骨はまだ弱く、骨ではない軟骨の部分があります(骨端線)。

この時期は先に骨が成長し、追いかけるように筋肉が成長します。

このように、骨と筋肉のバランスがまだ取れていない弱い部分に過度な負担をかけ、使いすぎると(オーバーユース)骨折、変形、分離などおこす原因となります。

成長期におけるスポーツで多い外傷は捻挫、骨折です。

スポーツ障害ではオスグッド病、野球肘、腰椎分離症、椎間板ヘルニア、筋肉や腱の炎症など起こしやすいです

ですが

スポーツ障害は予防ができます!

将来、後遺症を残さないためにも

成長期に合わせた、自分の体格にあったトレーニング、筋肉のストレッチを行うことが大切です

 

成長期にスポーツを行う上で注意すること

ウォームアップ➡クールダウン➡成長期、体格に合った適度な練習➡痛みや違和感がある時はすぐに受診➡適切な治療・指導➡改善です!

成長期における運動器のしくみを知り、身体からのサインを見逃さない、放置しないことが大切です

 

お子様のスポーツ外傷・スポーツ障害について、お悩みご相談は湘南メディカル記念病院 整形外科まで

 

 

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