痛風の症状

「風が吹いただけで痛い」という由来からわかる通り、痛風は強い痛みを伴う病気です。
その痛みは、まさに「激痛」と形容されています。

墨田区両国の湘南メディカル記念病院・内科が痛風の詳しい症状や、警戒すべき合併症についてお話しします。

痛風の細かい症状

ご存知の通り、痛風の症状は強い痛みが中心です。しかし、厳密には痛みだけが痛風の症状というわけではありません。以下で痛風の症状を細かく分けてご紹介します。

関節炎

関節炎

足の指、足首、膝といった関節に腫れを伴う炎症がおき、強い痛みが生じます。炎症は通常、数日で治まりますが、放置しておくと数か月後に再び発症することがあります。再発の周期はさまざまです。

発熱

発熱

痛風の原因となる尿酸結晶を体外に追いやるためには、白血球が活発化します。体温は高い方が白血球が活発に動きやすいため、風邪やインフルエンザの時のように発熱が生じます。

関節の変形

関節の変形

3~4回ほど痛風を再発すると、腫れにより患部の関節が変形してしまうことがあります。痛風は下半身に発症することが多いため、関節の変形によって歩行が困難になってしまうこともあります。

起こりうる合併症

痛風の再発を繰り返していると、様々な合併症を引き起こすことがあります。以下が痛風で引き起こされる合併症の代表的な例です。

痛風結石

痛風結石

尿酸が結晶化すると、腎臓に結石となって付着することがあります。その結果として、尿路結石や膀胱結石が出来てしまうことも珍しくありません。

腎臓障害

腎臓障害

痛風による腎臓への結晶沈着は、腎機能の低下につながります。尿酸の調整能力を失った腎臓の機能がどんどん低下していき、最悪の場合は透析治療が必要となります。

肥満

肥満

肥満と痛風は密接に結びついています。肥満度が高いほど、体内にたまっている尿酸の量も多いことがわかっています。痛風の治療においては、肥満を招いている過食や、アルコール摂取過多の見直しが重要です。

痛みだけではなく合併症に要注意

初期の痛風は、放置していても痛みが自然と収束していきます。 そのため、軽視されてしまうことも少なくありません。

しかし、危険なのは痛みの再発と、その先に待ち構えている合併症です。

取り返しのつかない事態を回避するために、痛風と思われる症状が出たら早めに医療機関を受診しましょう。墨田区両国の湘南メディカル記念病院は、患者様からの痛風に関するご相談をお待ちしております。