自分が「老化が原因の疾患にかかりやすい(かかりづらい)体質なのか?」「健康な状態なのか?疾患発症の状態なのか?」という未病状態を知るための検査が、テロメアテストです。
「未病」とは、健康と病気の間で、病気へと近づいている状態のことを言います。
左図は私たちの細胞の中にある染色体です。健康長寿の鍵とされるのは、その端にある「テロメア」と呼ばれる部分です。
細胞分裂を繰り返すたびに短くなっていきます。これが老化と深い関わりを持つと考えられてきました。
今、このテロメアの長さを伸ばして老化を遅らせ、がんなどの病も防ごうという研究が進んでいます。
「遺伝子疲労度」を測る対象となるのが、テロメアの端にある「Gテール」になります。この「Gテール」が短縮すると、疾患が発症しやすい状態になります。しかしながらこのGテールは、生活環境などの改善によって、伸ばすことができます。
生活を改善することで
伸ばすことが可能
つまりテロメアテストの「遺伝子疲労度」をモニターすることにより、疲労度が高く疾患にかかりやすい状態がどうかわかります。仮に疾患にかかりやすいと判断された場合、生活習慣を改善することによって、疾患にかかりにくい状態へと変える行動ができます。
結果として疾患にかかりにくい健康状態を保つことが期待できます。
病気になる前に、
病気のかかりやすさがわかります
現時点での未病の状態がわかります
加齢とともに短くなるテロメアの長さには、元々個人差がありますが、細胞分裂のたびに短くなるため、加齢によって短くなります。また、環境因子によって短くなる速度が異なります。
短いと病気にかかりやすいテロメアが短い人は、病気にかかりやすいことがわかっています。
また、がんや生活習慣病にかかっている人は、健康な人に比べてテロメアが短いことがわかっています。
環境の改善により伸ばすこともできるGテールの長さも加齢によって短縮し、ストレスなどの環境因子の影響を受けますが、環境を改善することによって伸ばすこともできます
短い状態が続くと病気にかかりやすいGテールが短い状態が続くと、心血管疾患や認知症といった病気にかかりやすくなることがわかっています。
また、Gテールの長さはテロメアの短縮に影響することがわかっています。
皆様、はじめまして。加藤貴志と申します。
私は約20年にわたり外科全般(甲状腺、乳腺、食道疾患、胃・大腸疾患、肝胆膵疾患、血管疾患、内視鏡外科)および救急、麻酔業務に従事してまいりました。私がこれまで医師として働いてくることが出来たのは、患者様が肉体的・精神的にお元気になられて、その喜びを共有させて頂くことこそが最大の生きがいであったからです。
皆様が豊かな人生を送られますよう、私も全力でお手伝いさせて頂きます。