2017/04/13

エコーガイド下 筋膜リリース

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

主に肩の筋肉、頑固なコリは超音波(エコー検査)で可視化(目で確認)できるようになりました。

肩の筋肉、コリの強い部分を超音波(エコー)でみると硬くなった筋肉と筋肉の間にある膜(筋膜)が白く厚くなって見えることがあります(癒着)

この白く厚くなっている部分は筋肉の動きが悪くなり、筋肉との間の膜(筋膜)がよれて厚くなり血流も悪くなっています(癒着)

「筋膜の重積」と呼ばれています

生理食塩水をこの筋膜の隙間に注入することで、超音波(エコー)で見ると白く厚くなっている膜(筋膜)は薄紙を剥がすように、剥がれていく様子が見られその後、超音波(エコー)上で筋膜の白い部分はなくなっていき、疼痛が緩和されていくのがわかります。

これが、エコーガイド下 筋膜リリースです

画像の上が治療前

画像の下が治療後

※筋膜の隙間1ミリ以下のところに注入することから、超音波(エコー)ガイド下の治療になるということです。

 

筋膜リリースの期待・効果

注射直後より著名な鎮痛効果があっただけでなく、筋膜の癒着が剥がれ筋肉の柔軟性の改善(筋膜の滑走製性の改善)がみられます。

頑固な肩こりでお悩みのかたは、治療の選択の1つとして考えてみてはいかがでしょうか!

 

月~木・土 9:00~18:00

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