2017/03/21

骨がスカスカ、骨がへちまのスポンジ状に・・骨粗鬆症?

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

本日は骨粗しょう症について、よくある質問をご紹介します。

 骨粗しょう症はどんな病気ですか?

 自覚症状が殆ど無いまま、骨の量が減っていき、骨の強度も減っていきます。ちょっとしたことで骨折しやすく背が縮んだり、背中が丸くなったり将来、要介護や寝たきりの原因となってしまう軽視できない病気です

 

 骨粗しょう症は一度なると治らないのですか?

A 残念ながら、骨粗しょう症になると症状が落ち着くことはありますが、完治することはありません。症状が落ち着いても薬を中断したりせず、進行を防ぎ骨折をしないように、していくためにも早期検査を行い予防することが大切です。 今は治療薬も多種類あります。進行を防ぎ、骨量を増やし骨折のリスクを減らすことが可能です。定期的に検査を行い数値を見ながら薬の調整をしていきます。

 

 骨粗しょう症はどんな人がなりやすいですか?

 閉経後の女性ホルモンの低下、早期閉経、ご両親のどちらか骨粗しょう症による大腿骨の骨折、食生活の偏り、運動不足、ダイエット繰り返し、毎日の喫煙やアルコール摂取、糖尿病、ステロイドの長期服用、など該当項目があるかたは要注意です

 

 骨粗しょう症は高齢者の病気ですか?

 上記にも記載しましたが、高齢者だけではありません

 

 骨粗しょう症を予防するためにはどうしたら良いですか?

 女性ホルモン減少、内科疾患、上記該当のかたは40歳を過ぎたあたりから定期的に骨密度検査、血液検査を受け自分の骨の状態を確認しながら早期予防、早期治療することです。不足したホルモン補充、食生活の見直し、運動(ウォーキング、水泳、ストレッチ)など行うようにします。早期予防、早期発見に心がけましょう

 

 骨粗しょう症検査はどのようなものですか?

 痛いものではありません。両手のレントゲン検査、血液検査で測定できます

 

 骨粗しょう症は何科に行けば良いですか?

 整形外科になります

 

 薬は沢山飲みたくありません

 薬の種類もいくつかありますので、状態、状況に合わせたもので選択できます。

 

 ストレッチや体操、何をして良いのかわかりません

 医師、理学療法士がアドバイスができますのでお気軽にご相談下さい

 

 他の整形外科に通っていますが、骨粗しょう症だけ診てもらえますか?

 可能です。お気軽に来院下さい

 

診療時間

月~木・土9:00~18:00

東京  JR総武線 両国駅すぐ

 

 

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