2017/02/16

スポーツ外傷

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

スポーツでの怪我は大きく二つに分類されます。スポーツ外傷とスポーツ障害です。

今回はスポーツ外傷についてお話しします。

スポーツ外傷は練習中や試合中に転倒してぶつけたり、上肢や下肢を捻じった事で起こる打撲、骨折、靭帯損傷、肉離れ、アキレス腱断裂などです。一度に強い力が加わって起こることが多く症状や部位によってそれぞれ治療法は異なりますが、全てにおいて初期治療 R・I・C・E(RICE)療法が重要となります。

R=Rest(安静)-スポーツ活動の停止

受賞直後から痛めた部位の修復作業が体内で始まります。しかし、患部を安静 にさせず、運動を続けてしまうことでその作業開始が遅れてしまいます。受傷後は安静にすることが大切です

I=Ice(アイシング)-患部の冷却

受傷直後は冷やすことで痛みを減少させることができ、また血管を収縮されることによって腫れや炎症を抑えることができます

C=Compression(圧迫)-患部の圧迫

適度な圧迫を患部に与えることで腫れを抑えることができます

E=Elevation(挙上)-患部の挙上

心臓より高い位置に挙上をすることで腫れを抑えることができます

 

皆さんも病院にかかる前にRICE療法を行ってみてください

 

整形外科

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