2017/01/31

ばね指(弾発指)の治療・日帰り手術について

加藤 貴志 病院長

日本外科学会専門医。医学博士。内科、外科など多岐にわたる症例経験豊富。統合医療医として、疾病予防、がん予防および治療、アンチエイジングを専門とする。湘南メディカル記念病院病院長 加藤医師のブログです。

PC、スマホ、楽器、家事など指を使うことが多いかた、反復作業が多いかたは腱鞘炎を起こすことがあります。反復作業でなる腱鞘炎についてばね指があり、保存療法または手術となります

ばね指の主な症状

指の曲げ伸ばしの時に痛みがあり特に朝方に痛みが強く、指を使っている日中は痛みが軽減されることも少なくありませんが、症状が進行すると引っ掛かりが生じてばね現象が起こります。これをばね指と呼んでいます

保存療法は 局所の安静、夜間の固定、外用剤、ステロイド注射などを行います

手術が適用となる方は ・ステロイド注射をしても治らない ・再発を繰り返す ・お通いの整形外科では手術を行っていない ・指を使う仕事で保存的治療が困難、悪化する ・日常生活に支障をきたしている ・保存的治療での通院が困難 ・根治治療の希望のかたなどになります。腱鞘を切開する事で症状はなくなります

手術当日については ・予約にて行います ・患部に局所麻酔を行います ・日帰りの短時間で行えるものとなります ・手術当日より手を使うことができますが手は濡らさないでください ・手術後は消毒、抜糸、約3回の通院にて治療は終了となります

当院は紹介状がなくても診察が可能です。ばね指で痛みが強く長い時間指を動かさいようにしていると関節が固まり手術しても指の可動域の制限が残る場合がありますので、長い時間、安静放置せず段階的治療を行うことが大切です。ばね指でお悩みのかたはご相談ください。

整形外科

月~木 ・土 9:00~18:00 東京 JR総武線 両国駅 0分

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