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記事作成日:2017年2月20日

ピロリ菌ってごぞんじですか?(胃癌の原因!?)

日本消化器内視鏡学会専門医であり、湘南メディカル記念病院の消化器内科部長である春山医師のブログです。

こんにちは。湘南メディカル記念病院 消化器内科の春山です。

今日は、ピロリ菌についてお伝えしたいと思います。

最近ピロリ菌が話題になっておりますが、実はあまり知らないって方もいますよね。

ピロリ菌とは胃に感染する細菌で、正式名称はヘリコバクター・ピロリ菌と言います。日本人にも多い胃癌の”原因”となっている細菌といわれ、この細菌を発見されたロビン・ウォレン博士とバリー・マーシャル博士は2005年、共にノーベル賞を受賞されました。すごいですね!

私達消化器内科のドクターも、皆さんほとんど一度はピロリ菌のチェックをしております。それだけ必ずチェックしたほうが良いとのことですね!

今回はピロリ菌についてご説明していきます。

最初に、なぜ”ピロリ菌”が話題になっているのか?といいますと

①胃癌の原因の”9割以上”がピロリ菌感染が原因

②胃潰瘍の”7-8割”がピロリ菌感染が原因

出血性胃潰瘍

③十二指腸潰瘍の”8-9割”がピロリ菌感染が原因

十二指腸潰瘍

と言われております。

どれも重篤な病気ですが、特に胃癌には気をつけたいものですね。

そもそも胃癌は日本人のなり易い癌で2番目に多い癌ですが、その9割以上がピロリ菌が原因ということです。言葉を変えれば、ピロリ菌を撲滅すると胃癌が9割以上無くなる?!ということです。胃潰瘍や十二指腸潰瘍にも同じことが言えます。

ここで大事なのは、ピロリ菌は細菌であり、除菌できる!!のです。

大腸癌や肺がんなどは喫煙や食生活などが発症に関与するといわれておりますが、”それぞれの癌の9割以上がこれが原因!!”と言えるようなものがまだ見つかっておりません。また、感染症と癌の因果関係が分かっているものに、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスと肝癌、ヒトパピローマウイルスと子宮頸癌、EBウイルスと咽頭癌、ヒトT細胞白血病ウイルスと成人T細胞白血病などがありますが、どれもウイルスによる感染症のため、細菌ほど簡単に治療ができません。

一方、ピロリ菌は細菌ですので、除菌薬(胃薬1剤、抗生剤2剤)を7日間内服することにより8-9割の方が除菌できます。

ですので最初にピロリ菌がいるかどうかを調べて、いた場合にはピロリ菌をやっつけることにより胃癌のリスクが少なくなります。(ピロリ菌に感染している方は、いない方の10倍ほど胃癌のリスクがあるといわれております。一方でピロリ菌を除菌することにより胃癌の発症リスクは1/3倍まで低下するといわれております)。

では、いつピロリ菌はチェックすればいいの?と思いますよね。

ピロリ菌は、子供の頃に食べ物や飲み物から体内に入ることで感染し、大人になっても、感染し続けることで、胃に慢性胃炎を起こして胃癌になると言われております。一方で大人になってからの感染はまれ!と言われております。

ですので、20代や30代の方で早めにまずはピロリ菌をチェックすることが大事です。早くピロリ菌を見つめ、早く除菌することで胃癌のリスクは大きく下がります。逆に60代や70代の方でも、一度もチェックをしたことが無いければ一度はチェックすることが大事です。一般的にピロリ菌に感染していても自覚症状はありませんので、「僕は大丈夫!、私は大丈夫!」と思っている方も実は調べるとピロリ菌に感染していることがあります。

次に、ピロリ菌はどうやって調べればいいの?といいますと。

ピロリ菌の検査は、①血液検査、②尿素呼気検査、③便抗原、尿抗原検査、④迅速ウレアーゼ試験、⑤顕鏡検査、⑥培養検査などがあります。

①は血液検査でヘリコ抗体(当院では2600円<自費>)をチェックすることで、ピロリ菌感染しているかどうかを調べます。

②は朝一番の空腹時に呼気を袋に溜め、その後薬を内服して15分後にまた呼気を袋にためて行う検査です。(絶飲食で行う検査で、当院では事前に連絡が必要となります。)

③は便や尿を採取してチェックします。

④-⑥は胃カメラを使用して直接胃の粘膜を採取して行う検査です。

つまり、ピロリ菌のチェックは血液検査で行えるので、胃カメラは必要ないんですね!(ただし、もしピロリ菌がいた場合には、胃カメラをしないと医療保険を使用してのピロリ菌除菌ができませんのでご注意ください。

ですので、まだ私は必要ない”と思われていた皆様、是非ピロリ菌の血液検査を受けて自分がピロリ菌に感染しているのかどうかチェックしてみてください。

当院では、経鼻内視鏡や無痛麻酔による胃カメラも承っておりますので、ピロリ菌検査の相談はもちろん、もしピロリ菌がいるようでしたら、いつでもご相談お待ちしております(^^)

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